大臼歯の純チタンクラウンが保険適用になりました
2020年6月1日より、鋳造タイプの純チタンクラウン(6番、7番、8番)が保険適用となりました。弊社では以前よりチタン鋳造機を保有し、長年チタン床製作で純チタンを取り扱ってきたためチタンの性質や特性に精通しており歯科医院様、歯科技工所様よりご要望がございましたら製作可能となっております。
従来の鋳造床の純チタンメタルとは違い純チタン2種がチタンクラウン製作用のメタルとなりました為、メタルの操作性も向上しております。
近年の金銀パラジウム合金の高騰に対応すべく、弊社ではチタン2種金属やクラウン用の材料などを事前に準備し数々のテストを繰り返し臨床導入が可能となっております。
Meritメリット
- 金属アレルギーを起こしにくい
- 強度が高い
- 被せ物が外れにくいように保持孔や保持溝を付与することができる
- 薄く作ることができる
Demeritデメリット
- 金属のため目立ってしまう
- 調整が多少困難
レジン前装チタン冠が保険適応になりました
2022年4月より診療報酬の改定により、レジン前装チタン冠が新しく保険適用となります。
★前歯が該当します。
純チタン2種類を用いて全部鋳造方式で制作された歯冠修復の唇側を硬質レジン前装冠で前装したものをいい、前歯において用いる場合に限り認められてます。
CAD/CAM冠との使い分け
金属アレルギーのある人の場合、大臼歯部にコンポジット製のCAD/CAM冠を入れることが出来ます。CAD/CAM冠は見た目が白く審美的なので、可能であればCAD/CAM冠を使ったほうが良いでしょう。しかし歯の高さが低かったり、噛む力が過剰に強い人の場合には、コンポジット製のCAD/CAM冠が適応できない場合があります。そのような人に対してはチタン製の被せ物を使います。